Catch my dreamは一度アイドルを諦めた最上静香の曲という説

最上静香02

静香の持ち曲といえば、ご存知Precious GrainCatch my dreamですね。夢を叶えることへの焦りに満ちていたPrecious Grainから、夢を叶えることへの喜びと希望に満ちたCatch my dreamへと続くリレー。曲同士のつながりと静香自身の変化を感じさせてとても良いものでした。

こうしたキャラクターの内面を深く描写したものや、曲同士の繋がりが強いといったことは、ミリオンライブの大きな特徴だと言えるでしょう。静香の持ち歌2曲は、特にその傾向が強い。

そうした内面を深く描写した曲であるからこそ、歌詞の行間において各アイドルたちについての重要な内面やストーリーが隠されている可能性もあります。

そうした考えに基づいて曲を聞いている内に、ある仮説を思いつきました。

Catch my dreamの歌詞は、一度アイドルを諦めた最上静香を想定して書かれたのではないか?」という説です。

詳細と根拠に関してはこれから書いていきますので、読んでいただけたらありがたいです。

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静香と曲について簡単におさらい

静香は、ミリオンライブにおいて一番焦りが強いアイドルと言っていいでしょう。

14歳という若さでありながら、時間に追われて生きています。詳細こそ不明ですが、両親からアイドル活動の理解が得られていないようなので、そのあたりが関係していると思われます。ゲッサンミリオン(漫画版)だと、中学卒業までという条件でアイドルを許されているという設定になっていますね。


mogami


時間がないことを焦る静香


内面を強く反映している持ち歌

アイマスの楽曲には、キャラの内面をそのまま表したようなものがありますが、静香は特にその傾向が強いですね。

最初の持ち歌Precious Grainは、夢への執着が非常に強い曲です。静香の持っている焦りをそのまま表したような曲で、「時間がなくなり夢が叶わないかもしれない」という不安が滲むような歌詞と曲調になっています。

が、2曲目Catch my dreamにおいては、Precious Grainで感じた不安が嘘であるかのような、明るく前向きな曲調となっています。Precious Grainにおいては夢という単語がどこか重荷のようにも感じられましたが、Catch my dreamでは夢というもののとらえ方が希望に満ちたものになっています。余裕ができたのか視点も広くなっており、Precious Grainの頃の自分を客観的に振り返る冷静さも持ち合わせていますね。

この心境の変化に関しては、アイドルとして軌道に乗り始めたことによって余裕ができたということと劇場でできた仲間が支えになってくれた結果と見て良いでしょう。

でも、そう簡単に変わるものか?

ただ、Precious GrainからCatch my dreamの静香というのは、「本当にそれだけか?」と思ってしまう程の心境の変化があるように見えます。

Precious Grainの静香というのは、焦りがとても強い。時間を砂時計に例えているPrecious Grainには、こういった歌詞があります。

たった一粒でも大切にしたいの
時という宝石に誰も気付かないの?

ご覧のように、砂時計のほんの小さな1粒すら無駄にするつもりがないという心境が描かれています。

対して、今度はCatch my dreamの歌詞を見てみましょう。

初めて夢中になった
夢の続きを見たくて(いつまでも)
答えはすぐに出なくてもいい
今は道の途中 遥か彼方を目指して

これ、あっさり流すことができないくらい大きな変化ですよ。砂時計1粒程度の時間すら惜しむ程に焦っていた静香が、「答えはすぐに出なくてもいい」とまで言えるようになっています。

ただ事じゃないですね。あの静香が、アイドル活動が軌道に乗ってきたり、仲間ができたりといった程度でそこまで言い切れるようになるとはなかなか思えません。

というのも、静香はアイマスにしては珍しく(?)アイドルそのものが目標の人間です。アイドルだけを夢見てきているわけで、彼女の夢にはなんの保険も効きません。とすれば、Precious Grainや本編で見せるあの焦りは大げさでもなんでもないでしょう。

では、静香はアイドルを続けることを許された?

静香がCatch my dreamのような余裕を見せることができるようになるとすれば、パッと思いつくのは2つでしょう。既にトップアイドルの夢を叶えたか、ずっとアイドルを続けられるようになったかです。

前者に関しては除外していいでしょう。何せ上の引用にもあるように「今は道の途中」ですからね。

という訳で、後者と考えて良いでしょう。アイドルとしての活動が両親に認められたのか、少なくともずっとアイドルを続けていけることが決まったのでしょう。

問題は、そのアイドルを続けていけることが判明したのがいつなのかということです。

普通に考えれば本編と同じ14歳の時でしょう。しかし、私はあえてこのままだとこの記事を書く意味がなくなってしまうのでCatch my dreamはタイムリミットを迎えてアイドルを辞めた最上静香が、大人になっても諦めきれずアイドルに再挑戦した時の心境を描いた曲」という説を唱えていこうと思います。

Catch my dreamは大人の視点で歌われている

上にも書きましたが、まずCatch my dreamPrecious Grainに比べて、かなり余裕を持った視点で歌われています。

大人になったら…夢見てたいつか
無理じゃない!大丈夫!暗示かけて
大人になるほど 忘れがちだけど
夢必ず叶うこと 証明してみたい

最初の歌いだしは思いっきりそうですね。「夢見てたいつか」に考えていたのであろう「無理じゃない!大丈夫!暗示かけて」という歌詞は不安の裏返しのように思えます。どこか現実味のある不安です。こうした不安をなんとかなくそうとするのは、実際に夢に向かって活動している時だと考えて良いと思いますので、「夢見てたいつか」というのはもしかするとPrecious Grainの頃かもしれません。

「大人になるほど 忘れがちだけど」という部分は、大人にならなければわからない視点ではないでしょうか。

どこか昔の自分と離れたような客観的な視点

他にも、

子供の頃から描いてきた夢
焦っては立ち止まり 繰り返して

こういった歌詞があるように、Catch my dreamの静香はどこか客観的に昔の自分を眺めています。

14歳ですし、アイドルとしての経験を積んで大人びた考えを持つようになったとか、アイドルの活動許可が出たから心に余裕ができたとか考えることができます。が、それにしたってここまで大きく変わるものでしょうか?

「時間がない」ということを言っていた以上、おそらくアイドルとしての活動期間は本当に限られているのでしょう。活動のリミットは、キリも良いですしゲッサンミリオンにも採用されているということで中学卒業までと仮定します。つまり、中学卒業までの1年ちょっとの期間で、Precious GrainからCatch my dreamへの成長を遂げた、ということになります。活動許可をもらって余裕ができたとしても、大人びすぎているような印象を受けます。

静香はまだまだ若いですし、例え許可が出たとしてもアイドルとして突っ走る必要があります。こうした昔のことに思いを馳せるというのは、充分な時間ができて初めてやることでしょう。後ろを振り返る余裕なんてまだまだありません。

この「余裕のないアイドルだった自分」を眺める視点というのは、一度アイドルを離れてこそ獲得できる視点ではないでしょうか。Catch my dreamのあの余裕は、Precious Grainの頃と地続きであってはたどり着けない境地であると考えます。

という訳で、ここから「静香は一度アイドルを辞めたのでは?」という話に繋がっていきます。

一度アイドルを辞めた、という部分の根拠

まず、もう一度Catch my dreamのこの歌詞をご覧ください。

初めて夢中になった
夢の続きを見たくて(いつまでも)
答えはすぐに出なくてもいい
今は道の途中 遥か彼方を目指して

「初めて夢中になった夢」というのは、アイドルのことで間違いありません。問題はその次の「夢の続きを見たくて」という部分です。

ここが一番の核心で、ずっとアイドルを続けている人間が「続きを見たくて」なんて言い回しをするでしょうか?

夢であるアイドルとしての活動がずっと続いている場合、そもそも「夢の続きを見たくて」なんて言う必要はないですからね。

更に「夢の続きを見たくて」という言い回しである以上、少なくともその夢は1度始まっていたものと考えて良いでしょう。ただこうなりたいと願うだけの夢ではなかったということです。

この歌詞から読み取れるのは、何かしらの事情で終わってしまった夢の続きをもう1度見たいということです。これが、Catch my dreamを歌っている静香は1度アイドルを辞めていたのではないか、と唱える根拠です。

こうなると色々なことがそれっぽく思えてくる

これを受けて、更にサビの歌詞を見てみましょう。

一粒の夢が動かす 新しいワタシ
真っ新な 心に
重なり生まれるharmony
願いは続いてる 導いてくれる
次のステージへ

ここの「願いは続いてる」というフレーズも、先ほどの「夢の続きを見たくて」という言い回しと似た印象を受けます。Precious Grainの静香が順風満帆にアイドルを続けてCatch my dreamを歌ったという設定の場合、「願いは続いてる」なんてわざわざ言うまでもないような当然のことなんですよ。あえて歌詞にするということは、何か意味が込められていると考えて良い。となると、1度願いが途切れてしまうような出来事があったのではないかという推測ができます。

加えて、「新しいワタシ」「真っ新な 心に」という部分は、どこか新たな始まりといったニュアンスを感じさせます。Catch my dreamが過去の自分を客観的に見つめつつ、未来への明るい希望に満ちた曲であるということを踏まえると、これは再スタートの隠喩であるという受け止め方もできるのではないでしょうか?

更に、

今こそ 歌わなきゃ 私自身のため
夢のまま終わらせて 後悔なんてしたくないから

この歌詞から読み取れるのは「今歌わなければ夢のまま終わって後悔するかもしれない」ということです。ここもちょっと妙な感じがします。ここにおける「歌わなきゃ」という歌詞は、自分の意志を奮い立たせているようなニュアンスが感じられます。言い換えれば、歌うか歌わないかは自分の意思次第と受け止められるんですよ。

もしもアイドルであって「夢のまま終わらせて 後悔なんてしたくない」というのなら、そもそも歌うか歌わないか、という選択肢すら出てこないはずです。当然歌う。であれば、ここの歌詞は「今こそもう1度アイドルに挑戦しなければ夢のままで終わって後悔してしまう」と解釈することができるのではないでしょうか。

「私自身のため」に歌うというのは、どこか自らへの救済を表しているようにも思えます。これは、1度アイドルを諦めた後悔から自分を救済するというニュアンスとして捉えることもできそうです。

歌う=アイドルとして生きる、という暗喩ですね。

まとめ

これまで書いてきたCatch my dreamはタイムリミットを迎えてアイドルを辞めた最上静香が、大人になっても諦めきれずアイドルに再挑戦した時の心境を描いた曲」という説の根拠ですが、箇条書きで大雑把にまとめてみます。

  • Precious GrainからCatch my dreamにおける視点や見方の変化は、たった1年ちょっとでたどりつけるものとは思えないくらいに大人びている
  • ずっとアイドルを続けていた場合、「夢の続きを見たくて」という言い方をするとは思いづらい
  • 「願いは続いてる」という歌詞もほぼ同様
  • 「新しいワタシ」「真っ新な心に」といった、どこか再スタートを思わせる歌詞がちりばめられている
  • 「今こそ 歌わなきゃ」という歌詞は、アイドルとして生きることを暗に示しているのでは

乱暴にまとめればこんな感じですね。これらの根拠の詳細に関しては各段落に書いたとおりです。

言いたいことは全て書いたはずですが、見落としていた場合はまた追記します。すっごく疲れましたw

最後に&おまけの反論

ここまで読んでいただき、誠にありがとうございます。

この説に関してですが、一応アイドルを辞めて10年後くらいに矢も楯もたまらなくなった静香が再びアイドルになった、というシチュエーションを想定しています。あの希望に満ちて前向きな曲調は、これまでの欝々とした日々から解放されて好きなだけアイドルを目指せる喜びかな、といった感じで。

色々とツッコミどころもあるとは思いますが、そういう解釈もあるかという程度に受け止めていただけたらありがたいです。解釈に正解はありませんしね。

とはいえ、もしかしたら色々と言いたい方もいらっしゃるかもしれませんので、最後にセルフ反論をしてこの記事を締めくくりたいと思います。

おまけの反論

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自分の歌を届けたがっている最上静香さん(14)

bae77d35

(歌ってるー!!)

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